国際バカロレアとは

国際バカロレアという名前を聞いたことがありますか。これは国際的な高校卒業資格です。このコースで勉強した学生は、国際的な一斉卒業試験で一定の成績をとれば世界中のどこの大学にも入学資格があります。

しかし、日本においては注意が必要です。日本ではバカロレア資格で入学できる大学はまだ少ないからです。

国際バカロレアは 英語、スペイン語、フランス語を主要言語として勉強します。そして、外国語の勉強も必須です。バイリンガルトリリンガル教育を基本としています。

それは、この組織が、世界を駆け回る親とともに移動する子供が、大学入学の際困らないようにという理由で作られたものだからです。

日本も文部科学省バカロレア教育を行う学校を増やすべく本腰を入れましたが、教員の確保が難しいことと、授業料が高額なため、なかなか進まないのが実情です。

さて、このブログでは主に日本語のクラスについて、元教員の立場から色々な情報をお届けできればと思っています。

IGCSEの中学卒業試験ってなんですか

IGCSEとは 聞いたことがある方もいらっしゃると思います。これはイギリスの中学卒業資格のことで国際的なカリキュラムです。

日本ではインターナショナルスクールで主に取り入れられています。中学3年生に当たる10年生で、全世界共通の中卒卒業資格認定試験を受けるのが、一般的です。

国内インターナショナルスクールを卒業して、IGCSEのカリキュラムで高校でも学びたい方は、この中卒試験が必須となります。

もし、お子様を国内の日本の教育課程の高校へ行かせたい方や、高校はIBDPのカリキュラムで勉強させたい方は受験する必要はありません。

2020年の1教科の受験料は16000円でした。自分の受験科目数によって費用がかわります。

ちなみに、外国語としての日本語の試験は来年度の受験生で最後となります。来年度いっぱいで外国語日本語という教科がなくなるからです。

では、中学生は日本語を勉強できないのでしょうか。

いいえ、そんなことはございません。

学校によりますが、第一言語としての日本語のみ勉強ができます。注意していただきたいのは、これは学校がIGCSEの本部ケンブリッジに申請をして認められた場合のみです。第一言語の日本語の内容は、日本語を母語としている人にはちょうど良いレベルですが、外国語として日本語を学んできた学生には、正直無理でしょう。

こんな時はほかの言語を選択することを考えましょう。